キューバで2回の強い地震 ハリケーンと停電に追い打ち
【ハバナAFP=時事】米地質調査所(USGS)は10日、ハリケーンに相次ぎ見舞われ危機的状況にあるキューバの南部を2回の強い地震が襲ったと発表した。暫定報告によると建物や家屋に被害が出ているが、死者はいないもよう。≪写真は、キューバ・グランマ州バヤモで地震後、屋外に出てきた住民≫
USGSによると、2回目の地震の方がより強く、規模はマグニチュード(M)6.8、震源はグランマ州南部バルトロメマソ沖深さ約23.5キロだった。最初の地震は、その1時間前に発生。M5.9だった。
キューバは過去3週間で二つのハリケーンに見舞われ、それに伴い、2回の全国規模の停電が発生したばかり。
当局によると、先週のハリケーン「ラファエル」通過後に抗議デモが起き、一部の参加者が逮捕された。同国で抗議デモが行われるのはまれ。
キューバ政府によると、10日時点で首都ハバナの電力は約85%で回復しているが、ハリケーン被害が最も大きかった西部アルテミサとピナルデルリオの2州では依然停電が続いている。【翻訳編集AFPBBNews】
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