東電、福島原発のデブリ本格採取は検討途上
東京電力福島第1原発事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)の試験的取り出し作業がようやく完了した。回収装置の開発の遅れに加えて、作業開始直前に人為的ミスが判明するなど、度重なるトラブルに見舞われ、当初の予定からは3年遅れた。2051年までの廃炉を目指す政府と東電にとっては大きな一歩だが、約880トンあると推定されるデブリの本格的な取り出し方法はまだ検討段階にある。
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