価格転嫁、コメでもWG=取引の課題整理―農水省協議会
食品分野の価格転嫁促進策を議論する農林水産省の協議会は5日、コメについてのワーキンググループ(WG)を立ち上げ、初会合を開いた。WGは「飲用牛乳」「豆腐・納豆」に続くもので、価格交渉や契約などの取引の課題整理を行う。
コメの取引価格は、今年の夏の需給逼迫(ひっぱく)が響いて高止まりしているが、これまでは燃料高騰分などの転嫁が十分ではなかったとされる。農水省は食料供給を持続可能なものとするため、コストを考慮した取引の制度化を目指している。コメも対象となる可能性がある。
初会合では、生産者団体から「コストは説明するが、価格交渉では考慮されない」といった意見があったほか、小売団体からは「コスト上昇を転嫁した場合、コメ離れが加速するだろう」との指摘もあったという。
農水省は昨年8月、生産や小売り、消費などの関係団体や学識経験者で構成する協議会を設置。食品の供給網全体でコストを適切に転嫁するための仕組みづくりを進めており、来年の通常国会に関連法案を提出する方針だ。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
女川原発、設備点検で原子炉停止=10日程度で再起動へ―東北電
-
堂安見せ場なし=欧州サッカー
-
古江、崩れず伸ばす=米女子ゴルフ
-
「少なくとも3000億ドル」=途上国資金支援で成果文書―気候対策で目標合意、延長2日目・COP29
-
松田恵里、3団体統一ならず=女子アトム級
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕