民主支持層、オバマ氏以来の熱気=運動量で共和に先行―米調査・大統領選
【ワシントン時事】米世論調査会社ギャラップは31日、大統領選に関する調査を発表した。それによると、「過去の選挙よりも熱意がある」と回答した人は民主党支持層で77%、共和党支持層で67%だった。民主側は2000年の調査開始以来最も高く、オバマ元大統領が初めて立候補した08年の76%を上回った。
民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領は世論調査で支持率が伯仲している。投票率が結果を左右する選挙で、支持層の熱意の高さはハリス氏にとっては好材料だ。
ただ、共和党の熱意が上回った12年はオバマ氏が再選を果たしており、熱意の高さが必ずしも結果につながるとは限らない。また、トランプ氏が勝利した16年は共和党が53%、民主党が50%と、いずれも盛り上がりに欠けていた。
一方、電話やメール、戸別訪問などで各陣営から連絡を受けたと答えた登録有権者の割合は、ハリス氏陣営からが42%、トランプ氏陣営からは35%だった。同社は「(現状への不満など)共和党に有利な環境の下、民主党は有権者に接触する努力と支持層の熱意によって選挙を接戦に持ち込んでいる」と分析した。
[時事通信社]
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