アルゼンチン外相更迭=対キューバで大統領と食い違い
【サンパウロ時事】アルゼンチンのミレイ大統領は30日、モンディノ外相が辞表を提出したと発表した。自身が強硬姿勢を見せる対キューバ政策を巡り、食い違いが生じたことによる事実上の更迭。後任の外相にはウェルテイン駐米大使が起用される。
アルゼンチンは30日、国連総会で行われた米国による対キューバ経済制裁の解除を求める決議案の採決で賛成。米国とイスラエルが反対したものの、圧倒的多数の賛成で決議は採択された。制裁解除決議は32回目で、アルゼンチンはこれまでも賛成してきた。
昨年12月に就任したミレイ氏は共産主義や社会主義嫌いで知られ、外交分野で米国とイスラエルを支持している。大統領府は声明で「キューバでの独裁に断固として反対する」と表明。「人権や個人の自由を侵害するすべての体制を非難する対外政策」を進めると強調した。
[時事通信社]
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