2024-10-26 12:24スポーツ

ドジャースの大谷、値千金の一打=初のWSも積極姿勢―米大リーグ

 ドジャースの大谷が劣勢の終盤で値千金の一打を放った。1―2で迎えた八回1死。相手の3番手ケインリーが得意とするチェンジアップを捉え、右翼フェンス直撃の二塁打。二塁ベースに到達したところで相手の失策を確認すると、迷わず三塁に進み、ベンチに向かって雄たけびを上げた。
 続くベッツの中犠飛で生還。緊張感のある場面で同点に追い付く攻撃のきっかけをつくった。
 今季の王者を決めるワールドシリーズ(WS)第1戦。先発メンバー発表で名前をコールされると、本拠地の大歓声を受けて登場した。
 メジャー7年目で初めてのWS。一回の打席は初球の約154キロをフルスイングして中堅への飛球。一瞬上がった歓声はため息に変わったが、いつものように積極的な姿勢を見せた。六回無死二塁では高めのチェンジアップをたたき付けて遊ゴロ。全力疾走は実らずギリギリでアウトになったものの、走者を進めて好機を広げる役割は果たした。
 大谷が「勝てば何でもいい状況。自分の状態がどうとか、打てた、打てないとかは関係ない。全ては勝ったか負けたかで決まる」と意気込んでいた舞台。開幕前の言葉通り、チームに何とか貢献しようとする姿があった。(ロサンゼルス時事)
[時事通信社]

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