LA紙、論説委員長が辞任=ハリス氏支持表明拒まれ―米大統領選
【ニューヨーク時事】来月5日投開票の米大統領選を巡り、米有力紙ロサンゼルス・タイムズのマリエル・ガーザ論説委員長は、経営トップが民主党候補のハリス副大統領への支持表明を拒んだとして、辞任した。政治的立ち位置を示さないことに抗議した形だ。ガーザ氏が学術誌「コロンビア・ジャーナリズム・レビュー」のインタビューで23日、明らかにした。
ガーザ氏によると、オーナーのパトリック・スーン・シャン氏が今月、特定候補の支持見送りを決めた。ガーザ氏は「沈黙を続けるのは良くないということを明確にしたい」と説明。共和党候補のトランプ前大統領がわずかに優勢とも伝えられる中、「危険なときに正直な人は立ち上がるべきだ」と主張した。
一方、スーン・シャン氏は自身のSNSで、両候補が掲げる政策を分析した記事を掲載すれば、「読者は誰が今後4年間の大統領にふさわしいか判断できる」と反論した。
[時事通信社]
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