相まみえる大谷、ジャッジ=強打の両雄、頂上決戦―米大リーグ
【ニューヨーク時事】米大リーグで25日に開幕するワールドシリーズ(WS)は、ナ・リーグ覇者のドジャース、ア・リーグ優勝のヤンキースの顔合わせとなった。メジャーを代表する強打者、ドジャースの大谷翔平(30)とヤンキースのアーロン・ジャッジ(32)にとって、共に初の大舞台となる。
大谷が昨季まで所属したエンゼルスはア・リーグで、当時からジャッジとたびたび比較されてきた。打者として34本塁打、投手として15勝をマークした2022年は最優秀選手(MVP)を争い、ア・リーグ新記録の62本塁打を放ったジャッジに軍配が上がった。21、23年は大谷がMVPに輝いた。
ドジャースに移籍した今季の大谷は、昨年の右肘手術の影響で指名打者専任となり、54本塁打、130打点をマーク。ジャッジは58本塁打、144打点の成績だった。それぞれ2冠を獲得する活躍で、三冠王にあと一歩だった点も似ていた。
スポーツ専門局ESPNなどによると、シーズン50本塁打以上の打者を擁するチーム同士のWSは史上初。両リーグの本塁打王の激突は1956年以来68年ぶりという。ヤンキースについては「素晴らしい選手ばかり」と大谷。今季の両リーグのMVP最有力候補とみられる両雄の競演が、頂上決戦を一層盛り上げることになる。
[時事通信社]
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