2024-10-19 19:44スポーツ

後半暗転、引き離せず=のまれた広島―Jリーグ

後半、競り合う湘南の金眠泰(右)と広島の川辺=19日、レモンS
後半、競り合う湘南の金眠泰(右)と広島の川辺=19日、レモンS

 2位神戸が敗れ、町田はドロー。背後に迫る2チームを引き離したかった首位広島だったが、湘南の勢いにのまれた。後半ロスタイムに痛恨の失点。「追加点が取れれば、違った展開になっていた」。川辺は反省の言葉を並べた。
 前半28分に中野が目の覚めるようなミドルで先制。前半終了間際に相手の得点がVARで取り消された後、後半の立ち上がりにあっさり失点した。前節は同様に後半に追い付かれる展開から勝ち切ったが、この日は暗転した。
 「うまく足元で(相手を)はがすシーンは少なかった」と川辺。厳しい寄せに苦しみ、思うようにつながらない。前がかりになって速攻を受け、相手のミスに救われる場面が多々。好機を仕留め切れなかったことはもちろん、「走力の部分で上回られた」と中野。終盤の波状攻撃を止められず、最後にやられた。
 結果的に神戸との勝ち点差は変わらないままだが、12試合ぶりの黒星。今節は上位3チームが勝てなかったことを念頭に、スキッベ監督は戒めるように言った。「上位にいても、下のクラブは勝ち点を取ってくる。1試合1試合集中してやる必要がある」。9シーズンぶりのリーグ優勝へ、手綱を締めた。 
[時事通信社]

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