緊張の中、安堵のSP=樋口「結果残したい」―スケートアメリカ
北京五輪の団体や世界選手権で銀メダルをつかんできた樋口でも「すごく緊張していた」という。今季のGP初戦で、SPの滑走順は1番目。大きなミスなく演技をまとめると、しぐさや表情の一つ一つに安堵(あんど)感がにじんだ。
休養から復帰して滑る楽しさを再認識した昨季を経て、今季は「結果を残したい気持ちがすごく強くなった」と口にする。モチベーションを高く保ちながら、充実した練習を積んできた。
昨季はジャンプばかりに集中していたそうだが、この日はスピードや表現も意識できた。ジャンプで減点があっても大崩れせず「練習の成果が出たのではないか」と納得した。
目標は70点台だった中、66.12点。「ぎりぎりの点数」と受け止めた。「フリーもちゃんと練習してきている。落ち着いて次につながるような滑りができるといい」。首位までの差は2点余りの4位発進。力を出し切れば表彰台が見えてくる。(アレン時事)
[時事通信社]
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