2024-10-18 15:17

横浜の強殺現場に指紋=千葉・市川の連れ去り容疑者―2人目の男出頭・警察当局

 千葉県市川市の住宅が荒らされ、住人の女性(50)が連れ去られた事件で、監禁容疑で現行犯逮捕された住所、職業不詳の藤井柊容疑者(26)の指紋が、横浜市青葉区の強盗殺人事件の現場の住宅で見つかったものと一致したことが18日、捜査関係者への取材で分かった。
 同日、市川市の事件に関与したと思われる別の男が神奈川県内で出頭。警察当局は、首都圏の4都県で相次ぎ発生している強盗事件との関連も調べる。
 事件は17日午前発覚。市川市柏井町の住宅が荒らされ、女性の行方が分からなくなった。女性は同日夜、埼玉県川越市内で保護され、千葉県警が藤井容疑者を監禁容疑で現行犯逮捕。女性は男3人に殴る蹴るの暴行を受けたなどと話していた。
 千葉県警によると、17日朝、女性の母親が夜勤から帰宅した際、玄関が開けられ、室内が荒らされていることに気付いて110番した。金庫が開けられており、室内にあった財布の現金と敷地内に止めていた車がなくなっていた。 
 女性は就寝中に侵入してきた男らに粘着テープのようなものを巻かれ、車でホテルに連れて行かれたと話しているという。
 横浜市青葉区鉄町の住宅では16日、住人の後藤寛治さん(75)が手足を縛られ死亡しているのが見つかった。捜査関係者によると、遺体は粘着テープで口をふさがれ、広範囲に鈍器で殴られたような痕があった。神奈川県警によると、住宅から現金約20万円がなくなっていた。
[時事通信社]

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