円下落、一時150円台=2カ月半ぶり安値―欧米市場
【ロンドン、ニューヨーク時事】17日の欧米外国為替市場では、米小売売上高が予想を上回る強い内容となったことで円売り・ドル買いが進み、円相場は一時1ドル=150円台に下落した。8月上旬以来、約2カ月半ぶりの円安水準となった。米東部時間午前9時現在は149円80~90銭と、前日午後5時比22銭の円安・ドル高。
米商務省が朝方発表した9月の小売売上高は前月比0.4%増と、市場予想(0.3%増)を上回った。米経済の底堅さを示唆する内容で、連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げ観測が後退し、米長期金利が上昇。日米金利差が開いたままの状態が当面続くとの見方から、円売り・ドル買いの流れが強まった。
[時事通信社]
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