横浜の米軍港湾施設使用=有事想定、車両陸揚げ訓練―陸自
有事を想定した陸上自衛隊の大規模な機動展開訓練が17日、横浜港にある米軍専用施設「横浜ノース・ドック」(横浜市)で行われた。防衛省が契約した民間の高速フェリーが接岸し、九州から運ばれた陸自部隊のトラックや軽装甲機動車など車両約70台が次々と陸揚げされた。
訓練は南西諸島防衛などを想定し全部隊が参加する「陸上自衛隊演習」の一環。乗船していた九州・沖縄県を担当する西部方面隊の隊員約200人は上陸後、車両とともに東富士演習場(静岡県)に向かった。北海道の部隊も訓練を支援した。
陸自トップの森下泰臣陸上幕僚長も視察。「大量の重量物の輸送を伴う陸自の長距離展開は、海上輸送に依存する場合が多い。港湾を活用した訓練は運用の実効性向上に意義がある」とのコメントを発表した。
[時事通信社]
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