元受験生9人の上告棄却=東京医大不正入試訴訟―最高裁
東京医科大が入試で女性に不利な採点をした問題を巡り、元受験生が慰謝料などの損害賠償を求めた訴訟について、最高裁第1小法廷(安浪亮介裁判長)は10日付で、元受験生9人の上告を退ける決定をした。同大に計約2080万円の賠償を命じた二審判決が確定した。
一審東京地裁は2022年9月、元受験生28人のうち27人の請求を一部認め、同大に対して計約1830万円の支払いを命令。これを不服として16人が控訴した。
23年5月、二審東京高裁は4人の賠償額を増やし、11人への賠償は一審と同額とした。残る1人は時効を理由に控訴を棄却していた。
[時事通信社]
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