自民党員・無党派の支持拡大=神谷宗幣参政党代表―衆院選【各党インタビュー】
参政党の神谷宗幣代表は10日までに時事通信などのインタビューに応じた。衆院選に関し、自民党員や無党派層への支持拡大を図る方針を強調した。
―衆院選の戦略、位置付けは。
大きな分水嶺(れい)になる。小政党で終わるか、メジャーな政党になるかの分かれ目になる選挙だ。比例代表の東京、南関東、近畿、九州の4ブロックを重点区とし、最低4議席を目標とする。自民党員や無党派層をターゲットに、自民はもはや日本を守る政党ではないことを訴えていく。
―最重要の政策は。
減税と積極財政。経済がきちんと力を取り戻すまでは「国民負担率」を下げることが大事だ。
―参政党の強みは。
業界団体などの支援を受けていないので、忖度(そんたく)しなくていい。国民が何を求めているかを追求できる政党だ。
―石破政権の評価は。
目新しい政策が何もない。政治資金問題だけは改善意識が感じ取れたが、言うことがころころ変わって信用ならない。
―政権発足直後の衆院解散となった。
(自民)総裁選中の約束をほごにして短期間で選挙を行うことは、自民党員や国民に対する裏切り行為ではないか。全く大義のない解散だ。
―立憲民主党は野田佳彦氏が代表に就任した。
野田氏の経済に対する考えは、おそらく自民に似ている。与野党の政策に違いがないと、国民の選択肢がない。今回の代表交代は日本にとって非常に良くなかった。
―憲法改正を巡っては、国民が憲法を作る「創憲」を掲げている。
憲法改正はすべきだが、自民改憲案には懸念がある。国民に十分議論してもらってから改憲すべきだ。
[時事通信社]
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