2024-10-10 19:03

投の阪神、打のDeNA=日本ハムはロッテに好相性―プロ野球CS

 プロ野球クライマックスシリーズ(CS)は12日、日本シリーズの出場権を懸けてセ・パ両リーグのファーストステージ(3試合制)が始まる。セは昨季日本一の2位阪神とDeNAが対戦。パは6年ぶりにCS進出した2位日本ハムとロッテが顔を合わせる。
 【セ・リーグ】阪神は13勝の才木、高橋ら安定感のある先発に加え、勝ちパターンを担う救援も強力で大量失点は考えにくい。打線は安打でリーグ2位の近本、犠打で同トップの中野の1、2番でチャンスメークし、中軸で得点につなげられるか。森下の勝負強い打撃に期待。本拠地の大声援も味方につけ、2連勝での突破を狙う。
 DeNAはリーグトップの打率、得点を誇る打線が短期決戦で力を発揮できるか。首位打者のオースティン、牧を軸に序盤に得点を奪い、試合を優位に進めたい。先発は13勝の東、甲子園と好相性のジャクソンが登板見込み。救援陣に不安が残るだけに、粘り強く試合をつくりたい。
 【パ・リーグ】日本ハムは今季、ロッテに18勝6敗1分け。第1戦はロッテ戦で5勝の加藤貴が先発する見込みで、相性の良さを生かしたい。2戦目以降には北山、金村らが控え、先を見据えてエース伊藤は温存するとみられる。打線は後半戦で活躍した清宮、万波らが中心。CS経験のある選手は少ないが、若くて勢いはある。
 ロッテは小島、佐々木ら先発の出来がカギを握る。佐々木は5月の対戦で足を使われ、今季ワーストの5失点。修正して実力を発揮できるか。打線は主に1番を務めた岡が出塁し、ソト、ポランコら中軸に走者を置いて回したい。過去5年間で4度目のCS。短期決戦の経験は十分だ。
[時事通信社]

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