長友、チーム導く存在感=鬼門サウジ戦「別物」―サッカー日本代表
【ジッダ(サウジアラビア)時事】サッカー日本代表は8日、2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選C組でサウジアラビアとの第3戦(10日)が行われる敵地のジッダで調整した。
対戦成績10勝1分け5敗のうち、ジッダでのサウジ戦は3戦全敗。過去2度の敗戦を経験している長友(F東京)は、「(アウェーは)正直別物。そのくらい過酷で厳しい戦いだったというのが印象的」と振り返る。
観衆がつくり出す異様な雰囲気、その後押しを受けるサウジの勢い。風通しの悪いスタジアムの形状も相まって、「熱気というか空気が薄い感じがして、(前回は)ハーフタイムに帰ってきたときもみんな非常に苦しんでいた」。独特の難しさがあると明かす。
そんな最終予選前半のヤマ場を前に、練習から存在感を見せている。代表戦で自身は6、9月と4試合続けてベンチ外が続くが、途切れることなく声を出し、初選出組や若手を積極的に先導。最終予選の難しさを誰よりも知るベテランの存在は貴重で、練習の雰囲気は明るさと緊張感に包まれる。
サウジを率いるのは、インテル(イタリア)時代の指揮官だったマンチーニ監督。「イタリア人なので、ドキっとするような戦術をしたりする。そのあたりはすごく奇妙。自分はチームに貢献できるように準備したい」。再会を待ちわびつつ、敵将に注意を向けた。
[時事通信社]
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