2024-10-04 21:28

学内推薦見返りに寄付受領か=琉球大教授、大学が調査―沖縄

 琉球大の50代の男性教授が、非常勤講師職への学内推薦の見返りに、研究支援名目で数百万円の寄付金を受け取っていた疑いがあることが4日、関係者への取材で分かった。外部からの情報提供を受け、大学が調査。沖縄県警も同様の情報を把握しているという。
 関係者によると、男性教授は東京都内のコンサル会社を通じて紹介された一般社団法人代表の女性と3月に公開講座を開催。コンサル会社の男性は、女性に大学の非常勤講師にならないかと持ち掛け、金を受け取っていたとみられる。うち一部が教授への寄付となっていたもようだ。女性は非常勤講師として採用されていないという。 
 同大などによると、非常勤講師の採用については、公募以外に各教授が候補者を学内推薦し、教授会などを経て採用を決める方法がある。
 国立大の教授は「みなし公務員」とされ、学内推薦の見返りに寄付金を受け取ったと判断されれば収賄罪に抵触する恐れがある。
 教授はすでに辞職しているといい、周囲に「私は利用された」「一身上の都合で辞める。これ以上大学に迷惑をかける訳にはいかない」と話しているという。
[時事通信社]

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