石破首相「支持率謙虚に受け止め」=立民・野田氏「低いスタート」―内閣支持率
石破茂首相(自民党総裁)は3日、内閣発足直後の支持率が報道各社の世論調査で50%前後だったことについて「政権発足時として高くないことは真摯(しんし)に受け止めねばならない」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
首相は「裏金問題について国民のいろんな思いを払拭できていない」と分析。裏金事件の関係議員を次期衆院選で公認するのは理解できないとの声が一部調査で強かったことに関し「率直に、謙虚に認識する」と語った。
与野党幹部からも発言が相次いだ。自民の小泉進次郎選対委員長は次期衆院選の対応に関し、「自民が信頼回復できるかを国民は見ている。誠実に向き合う新政権の意志が伝わるよう、一丸となって選挙に向かいたい」と記者団に述べた。
立憲民主党の野田佳彦代表は記者団に「低いスタートになったのではないか」と指摘。首相に対して「裏金議員を(衆院選で)公認するかしないかも、(支持率の)数字の重要な分岐点になる」と判断を迫った。
日本維新の会の馬場伸幸代表は記者会見で「『党内野党』のスタンスで厳しいことを言っていたが、首相になった瞬間に全て覆っていく。そういう状況を感じ取り、期待度が下がっている」と分析。共産党の田村智子委員長は記者団に「自民党の行き詰まりがいよいよ明らかになっていく」と断じた。
[時事通信社]
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