ヤクルトの青木、巧打は最後まで=2730安打で幕―プロ野球
ヤクルトの青木が誇る巧打は、最後まで健在だった。神宮球場での引退試合。1番中堅で出場し、二回に床田の外角高め速球を左前へ流し打つクリーンヒットを放つと、現役最終打席となった六回には九里から右翼線二塁打。日米通算安打を2730本まで積み上げた。
ヤクルトは全員が青木の背番号「23」を付けた。青木が打席に入れば、観客は入場時に配布された緑色のボードを掲げ、スタンド全体が鮮やかに染まる。その中で真剣勝負を挑む広島の主力投手から快音を響かせ、ファンを大いに沸かせた。
「やっぱり打席に立てば打ちたいし、ファンもそれを期待していると思う。ちょっとでも心に届くといいし、記憶に残ってほしい」。9月13日に現役引退を表明。18日に出場選手登録されると、同日から29日まで代打で10打数5安打。最後の試合でも巧みな反対方向への打球と、力強い引っ張りの打球を打ち分ける技術を披露した。
「安打製造機」の先輩、イチローさんからのビデオメッセージが流れた後にスピーチ。スポットライトとファンの視線を一身に浴び、涙を流しながら言葉を紡いだ。「いつも応援してくれたファン、温かい声援をありがとうございました。自分が愛した球団をよろしくお願いします」。安打を重ねるだけでなく、村上や長岡ら次世代を担う若手の良き手本となった青木。大きな拍手と歓声に手を振って応え、グラウンドに一礼をして神宮球場を去った。
[時事通信社]
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