36港湾で一斉ストの恐れ=労使交渉難航、1日から―米
【ニューヨーク時事】米国の東海岸とメキシコ湾岸の計36港湾で労使交渉が難航し、一斉ストライキの恐れが高まっている。9月30日に失効する労働協約の更新に向けた議論がまとまらなければ、10月1日からスト入りし、荷役業務に大きな影響が出る可能性がある。1977年以来、約半世紀ぶりの規模になりそうだ。
報道によると、東部ニューヨークなどの港湾労働者約4万5000人を代表する労働組合と雇用主の間で、賃金交渉が行き詰まっている。スト入りすれば、米国の海上コンテナ取扱量の約半分に大きな混乱が生じる見込み。経済損失は1日当たり50億ドル(約7200億円)に上るとの試算もある。
ロイター通信によると、労働協約の対象となっている港湾では、今年6月末までの1年間に計378億ドル分の自動車が荷揚げされた。自動車部品も主要な輸入品という。
[時事通信社]
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