ネタニヤフ氏、戦闘継続を正当化=イランにも「攻撃には攻撃し返す」―国連演説
【ニューヨーク時事】イスラエルのネタニヤフ首相は27日、米ニューヨークの国連本部で総会の一般討論演説を行った。「残忍な殺人者から身を守る必要がある」と述べ、パレスチナ自治区ガザやレバノンで続けている軍事作戦を正当化した。
ネタニヤフ氏は「戦争は今終結させることができる」としながらも、パレスチナのイスラム組織ハマスやレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの降伏が条件だと強調。「そうでなければ勝利まで戦い続ける」と語り、グテレス事務総長や総会に参加した多くの首脳らが求める即時停戦を否定した。
全面戦争の懸念が高まるレバノン情勢に関しては、ハマスに連帯するヒズボラからの攻撃を約1年間耐え続けてきたと主張。「イスラエルにはこの脅威を取り除く権利がある。ヒズボラを弱体化させ続ける」と表明した。ハマスとヒズボラを支援するイランに対しては「攻撃してくるなら、攻撃し返す」と警告した。
[時事通信社]
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