2024-09-28 07:22国際

米、南シナ海情勢で懸念表明=国務長官、中国外相と会談―NY

 【ニューヨーク時事】ブリンケン米国務長官と中国の王毅共産党政治局員兼外相は27日、国連総会が開かれている米ニューヨークで会談した。両氏は台湾や南シナ海などを巡って従来の主張を繰り返したとみられる。首脳会談の実現に向けた調整も行ったもようだ。
 両氏の会談は7月以来。中国軍が今月25日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を太平洋に発射してからは初となる。
 ブリンケン氏は会談後に記者会見し、「台湾海峡の平和と安定を維持することの重要性を強調した」と説明。中国とフィリピンが領有権を争う南シナ海情勢については「中国の危険で不安定な行動に懸念を表明した」と述べた。ウクライナに侵攻するロシアに対する中国の軍民両用品の輸出も批判した。
 両氏は軍当局の意思疎通確保や合成麻薬の規制などでの協力に関しても話し合った。 
[時事通信社]

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