安青錦、母国に「勝つ姿を」=所要7場所のスピード出世―大相撲
25日に開かれた大相撲九州場所(11月10日初日)の番付編成会議で新十両昇進を果たした安青錦が、東京都江東区の安治川部屋で記者会見に臨み、「自分に厳しくしてやってきた。もっと上を目指していきたい」と抱負を述べた。初土俵から所要7場所でのスピード出世にも、気を緩める様子はなかった。
ロシアの侵攻を受けるウクライナの出身としては、獅司に続いて2人目の関取。パリ五輪での母国選手の活躍に力をもらったように、自身も「恥ずかしい相撲は見せたくない。勝つ姿を見せたい」との思いで土俵に立つ。
師匠の安治川親方(元関脇安美錦)にとっては、2022年に独立してから初の関取誕生。自らと同じように低い姿勢での攻めを武器とする弟子の晴れ姿に「うれしい半面、しっかり育てなければいけないという緊張感もある」と語った。
[時事通信社]
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