「新たなガザ」懸念=レバノン空爆でイスラエル批判―イラン大統領
【イスタンブール時事】イランのペゼシュキアン大統領は、イスラエル軍によるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを狙った大規模空爆について、戦闘の長期化で荒廃するパレスチナ自治区ガザを引き合いに「イスラエルの手によって、レバノンを新たなガザにしてはならない」と語った。米CNNテレビが24日、インタビューの一部を報じた。
イランはヒズボラを軍事、財政面で支援している。ペゼシュキアン氏は、イスラエルが「何よりも優れた兵器にアクセスでき、徹底武装している」と主張。「ヒズボラ単独では西側や欧米諸国に支えられる国に立ち向かえない」と述べ、イスラム諸国が共同で対応する必要性を訴えた。
また、レバノンの戦闘が中東全域での紛争に拡大する危険性を指摘し、「世界と地球の未来にとっても危険で、イスラエルの犯罪行為を阻止せねばならない」と強調した。
[時事通信社]
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