2024-09-24 15:54政治

立民・中村喜四郎氏が政界引退へ=当選15回「無敗の男」

 立憲民主党の中村喜四郎衆院議員(75)=比例代表北関東ブロック=は24日、水戸市で記者会見し、次期衆院選に出馬せず、政界を引退する意向を表明した。理由として年齢を挙げ、「出処進退を決めなければいけない時がきた。心身とも健康なうちに辞めるべきだと確信した」と述べた。後継については後援会の判断に委ねる考えを示した。
 中村氏は田中角栄元首相の秘書を経て、1976年衆院選に27歳で初当選。自民党時代に科学技術庁長官や建設相、党総務局長を務め、将来の首相候補に挙がった。
 ただ、94年にゼネコン汚職事件に絡んで離党し、東京地検に逮捕された。2003年にあっせん収賄罪で実刑が確定して議員失職となったが、05年衆院選(茨城7区)で国政復帰。21年衆院選で自民の永岡桂子氏(前文部科学相)に敗れるまで小選挙区の議席を守り続け、「無敗の男」と呼ばれた。通算で15回当選した。
 自民離党後は無所属での活動が長かったが、20年9月の旧立民と旧国民民主党の合流による立民結党に参加した。 
[時事通信社]

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