2024-09-19 20:25スポーツ

積極走塁で先制攻撃=俊足巧打の丸と吉川―プロ野球・巨人

1回、先制の適時二塁打を放った巨人の吉川=19日、東京ドーム
1回、先制の適時二塁打を放った巨人の吉川=19日、東京ドーム

 前夜に優勝へのマジックナンバーを点灯させた巨人。勢いそのままに、一回に一挙3点を奪った。立役者は今季、主に上位打線でチームをけん引してきた1番丸と3番吉川だ。
 丸は二塁打を放ち、浅野が四球を選んで無死一、二塁。吉川が4球目をバントで空振りすると、相手捕手の伊藤はすかさず二塁へ投げた。飛び出していた丸だが、帰塁を諦めすぐに三塁へ。結果的に盗塁を決めてみせた。
 ヒッティングに切り替えた吉川は、甘く入った5球目をたたいて先制の右中間二塁打。「バントの失敗を取り返すつもりで振り抜いた」。さらに1死一、二塁の場面。一邪飛の間に三塁へのタッチアップを狙って敵失を誘い、3点目のホームを踏んだ。俊足巧打の両者だからこそできた、抜け目ない先制攻撃だ。
 昨夜の試合直後。阿部監督はミーティングを開き、選手に浮かれず気を引き締めるよう伝えた。「その日その日の試合に集中していく。そこは変わらない」と丸。一戦必勝の構えで、優勝へと突き進む。 
[時事通信社]

1回、DeNAの一塁手・オースティンの悪送球の間に生還する巨人の吉川(右)=19日、東京ドーム
1回、DeNAの一塁手・オースティンの悪送球の間に生還する巨人の吉川(右)=19日、東京ドーム

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