2024-09-18 23:09スポーツ

引退の青木、巧打は健在=2724本目の安打―プロ野球・ヤクルト

 今季限りで現役を引退するヤクルトの青木が、代打で巧みなバットコントロールを見せた。1点を追う五回に先頭で打席へ。8月3日以来の1軍での試合ながら、外角低めの難しい変化球を中前へ。「かみしめながら打席に立った。ヒットが見せられたので、そこは満足」。日米通算2724本目の安打となった。
 代走は送られず、犠打で二塁に進むと、サンタナの右翼線への安打で同点のホームを踏んだ。かつて盗塁王を獲得するほどの俊足を誇った42歳は「代走を出そうかと言われていたけど、全然走れますって(断った)。走れてたでしょ? 大丈夫だったでしょ?」と、いたずらっぽく報道陣に問いかけた。
 青木の活躍に勢いづけられるように、ヤクルトは六回に勝ち越し、白星をつかんだ。「チームにとっては大きな1点だった。そこも満足です」。ファンからの喝采に丁寧に手を振って応えながら、球場を後にした。
[時事通信社]

最新動画

最新ニュース

写真特集