公明新代表に石井氏=「政治改革の先頭に」
公明党の代表選が18日に告示され、石井啓一幹事長(66)が立候補を届け出た。同氏以外の届け出はなく、代表就任が確定した。28日の党大会で選出され、15年にわたり党を率いた山口那津男代表と交代する。石井氏は執行部人事の調整を本格化させる。
石井氏は記者会見し、自民党派閥の裏金事件を念頭に「公明党が政治改革の先頭に立ち続けられるよう尽力する」と強調。次期衆院選に関し「一番早くて10月27日、11月10日(投開票)というのはあり得る」と述べ、選挙準備を加速させる方針も示した。
執行部人事では、石井氏の後任となる幹事長に西田実仁選対委員長(62)の起用で調整。石井氏は「中堅クラスは積極的に(幹部に)登用できたらいいと考えている」と語った。
石井氏は比例代表北関東ブロック選出の衆院当選10回。政調会長、国土交通相などを歴任し、2020年に幹事長に就任した。次期衆院選では、埼玉14区に立候補する。石井氏は代表としての全国遊説と自身の選挙戦の両立を目指す考えを強調した。
一方、山口氏は18日、首相官邸で岸田文雄首相と定例の党首会談を行った。両氏による定例の党首会談は最後で、山口氏は記者団に「同時代に責任を担った。今後も交流しようという思いを交わした」と述べた。
[時事通信社]
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