林氏、公認「勝てるかが重要」=安倍氏・教団の調査に慎重―自民総裁選
自民党総裁選に立候補した林芳正官房長官は17日、時事通信などのインタビューに応じ、派閥裏金事件に関与した議員の選挙での公認について「勝てる候補ということは大きな要素だ」と述べ、当選可能性を重視して判断する考えを示した。「どう説明責任を果たしていくかが『勝てる候補』にもつながっていく」と語った。
安倍晋三首相(当時)が2013年に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)幹部と面談していたとみられるとの朝日新聞報道を受けた調査の実施には慎重な姿勢を示した。「22年の(党の)調査は現職議員を対象に行われた。このときの条件や背景を超えて調査しなければならないことになれば、やぶさかではない」とする一方、「今は報道が出た段階なので、何かやらなくてはならないという段階ではない」と述べた。
林氏が訴える省庁再々編では、現在の厚生労働省の所掌範囲が広いことなどに言及し、「一つずつ(省庁新設を)やるよりも、いっぺんにやる方がコストや労力を節約できる」と強調。「全体の検証をしていく」と語った。
[時事通信社]
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