岡本和、吉川が2戦連発=巨人、V奪還へ投打かみ合う―プロ野球
シーズン最終盤に入り、巨人の主軸が調子を上げている。3番吉川と4番岡本和が2試合連続の本塁打。打線をけん引して快勝に導いた。
まずは主砲の一振り。一回2死一塁で岡本和は浮いた変化球を見逃さず、左中間席に先制の24号2ランをたたき込んだ。吉川は1点を返された直後の六回に先頭で5号ソロ。「つなぐことだけ考えて、最高の結果になった」。効果的な一発で相手の反撃ムードをしぼませた。
投手優位の投高打低とされている今季。その中で岡本和は不動の4番として、長打を重ねてチームの得点源となっている。小技もできる吉川は、状況に応じて2番や6番を任されてきた。巨人の野手でここまで全試合に出場しているのは岡本和と吉川だけで、阿部監督は「2人で本当に頑張っている感じ」と奮戦ぶりに目を細める。
中心打者に引っ張られて打線がつながり、10安打7得点。先発の赤星も6回1失点の好投で今季初勝利をつかみ、投打の歯車ががっちりかみ合った。岡本和は「残りも打てるように頑張りたい」。短い言葉に、4年ぶりの優勝への決意をにじませた。
[時事通信社]
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