NY株反発、124ドル高=一時4万ドル割れも
【ニューヨーク時事】11日のニューヨーク株式相場は、朝方発表された8月の米消費者物価指数(CPI)でインフレの鈍化が確認されたとの見方から買いが優勢となり、反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比124.75ドル高の4万0861.71ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は369.65ポイント高の1万7395.53で引けた。
8月のCPIは前年同月比2.5%上昇と、伸びは5カ月連続で減速した。一方、変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数が前月比0.3%上昇と予想を上回り、インフレの根強さも示唆する内容だったため、大幅な米利下げ観測がやや後退。米長期金利の上昇が嫌気され、ダウの下げ幅は一時700ドルを超え、4万ドル台を割り込んだ。
ただ、米経済の先行きに対する楽観論に加え、前日に売り込まれた金融株に買いが入り、取引後半にプラス圏に浮上した。
[時事通信社]
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