実結んだ前向き姿勢=競泳女子の辻内、病状悪化乗り越え〔パラリンピック〕
競泳女子の辻内は、慣れない100メートル自由形(視覚障害S12)で初めてメダルを手にした。中盤まで後れを取りながらも後半に立て直し、「何とか3位に食い込むことができてうれしい」。
2015年に進行性の黄斑ジストロフィーと診断された。病状が悪化し、今春にクラス分けがS13からS12へ。それまで取り組んできた50メートル種目がなくなり、100メートルに挑戦することになった。「頭の中がパニックで整理できなかった」と振り返るが、心がけたのは「50メートルの気持ちで100メートルの前半を泳ぐこと」。泳ぎ方を大きく変えず、もともとのスピード感を生かした。
障害が重くなったことを受け止められずにいた時期もあったというが、「パラに向けて気持ちをつくる中で自然と吹っ切れた」。前向きな姿勢が実を結んだ。(時事)
[時事通信社]
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