推薦人20人、ハードル高く=中堅・若手が見直し要求―立民代表選
立憲民主党代表選(7日告示、23日投開票)に関して、同党の中堅・若手議員から出馬に必要な推薦人20人のハードルが高過ぎるとの声が相次いでいる。執行部は「既に決まったルールで、変えることはない」(岡田克也幹事長)と今回の見直しには否定的だが、代表選後に改正論議が本格化しそうだ。
中谷一馬衆院議員ら国会議員有志は2日、「立民が有している幅広い人材を国民に知っていただく機会を損失している」などと現行制度を批判する文書を公表。代表選出馬に必要な推薦人について、現行の「20人以上25人以下」から「国会議員の10%もしくは20人のいずれか少ない方」などに緩和するよう求めた。
出馬を模索している吉田晴美衆院議員も2日、記者団に「改正しなければならない。20人はなかなか1期生にとって生易しいものではない」と訴えた。
推薦人20人の要件は自民党も同じだが、投票権を持つ自民の国会議員が367人なのに対し、立民は136人で20人確保のハードルは高い。
ただ、立民の源流である旧民主党や旧民進党も、推薦人20人が必要だった。このため、党内には要件緩和に慎重な声もあり、過去に代表選に出馬した経験がある岡田氏も8月の会見で「代表選に出ることを考えると、そのくらいの支持は当然必要ではないか」と指摘した。
[時事通信社]
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