曽谷、報われた力投=2カ月ぶり白星―プロ野球・オリックス
オリックス曽谷の力投がようやく報われた。6安打を浴びながら6回を無失点に抑え、7月2日以来、約2カ月ぶりの白星。自身の連敗は6で止まり、「まずはうれしいのと、ほっとしている」と胸をなで下ろした。
白星から遠ざかった期間は、ことごとく援護に恵まれなかった。前回までの3試合は、いずれも6回以上を投げて1失点にまとめながら敗戦投手に。それでも「野手の皆さんが必死にやった結果。(援護がないのは)仕方ない」と気持ちを切らさなかった。
この試合でもリードはわずか2点。接戦の展開で毎回のように走者を背負ったが、本塁は踏ませなかった。六回、味方の失策が絡んだ1死満塁のピンチは鈴木大を一ゴロ、フランコは遊ゴロに仕留めて切り抜け、「楽しかったというか、絶対にここは抑えて流れを持ってこようと思った」と振り返った。
開幕から徐々に信頼を勝ち取り、先発陣の中心になりつつある2年目左腕。精神面での成長にも手応えを感じ、「ピンチでも矢印が自分に向かずに相手と対戦できた。今までの経験が生きたのかなと思う」と充実感を漂わせた。
[時事通信社]
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