泉谷、100でも実力発揮=「競技を楽しむ」―福井陸上
男子110メートル障害の日本記録保持者、泉谷が本職ではない100メートルでも実力を発揮した。予選で10秒30の自己新記録をマーク。決勝は10秒47とタイムを落として6位にとどまったが、小池や桐生といった9秒台スプリンターらと渡り合った。「シンプルに2本走れて楽しかった」と頬を緩ませた。
110メートル障害では、昨夏の世界選手権で日本勢初の入賞となる5位。大きな期待を背負って臨んだパリ五輪は準決勝敗退に終わった。落胆は大きく、気持ちの切り替えは完全にできていないそうだが、他の種目に取り組むことで「競技を心から楽しめているのは大きい」と表情は明るい。
本職では、ダイヤモンドリーグの上位選手が年間王者を争うファイナル(9月、ブリュッセル)に出場予定。「結果にあまりとらわれないようにして走り切って、来年に向けて課題を一つでも見つけられたら」と意気込みを示した。
[時事通信社]
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