アテネ超えのメダル獲得へ=日本、各競技に有力選手―パラ大会展望・「パリで咲く」
【パリ時事】パリ大会で日本選手団は、過去最多の52個だった2004年アテネ大会を超えるメダル獲得を目指して臨む。
金メダル候補の筆頭が、車いすテニス男子で18歳の小田凱人(東海理化)。得意とするクレーコートの会場で、前回の国枝慎吾に続く日本勢連覇を懸ける。女子の上地結衣(三井住友銀行)も4度目の挑戦で悲願の金を狙う。
大会のメダル1号が出るのは自転車トラック。東京大会で金2個を獲得した53歳の杉浦佳子(総合メディカル)らが登場する。
競泳はメダルラッシュに期待がかかる。男子100メートルバタフライ(視覚障害S11)で連覇を狙う木村敬一(東京ガス)らの調子が上がっている。東京大会でメダル5個の鈴木孝幸(ゴールドウイン)にも注目だ。
陸上では、前回銀の唐沢剣也(SUBARU)らが出場予定の男子5000メートル(視覚障害T11)決勝で最初のメダルが決まりそうだ。同400メートル(車いすT52)で東京大会金の佐藤友祈(モリサワ)や、同400メートル(視覚障害T13)で23年世界選手権覇者の福永凌太(日体大大学院)らがどんな戦いを見せるか。
ボッチャは、東京大会金の杉村英孝(TOKIOインカラミ)をはじめ、各クラスに世界トップレベルの実力者がそろう。個人、チーム、ペアのいずれもメダル獲得を狙える。バドミントンも東京大会で金メダルに輝いた男子の梶原大暉(ダイハツ)、女子の里見紗李奈(NTT都市開発)ら充実の布陣。
団体球技では、2大会連続銅の車いすラグビーが金を見据える。ゴールボールも男女とも表彰台を狙える力があり、ブラインドサッカーも躍進が期待できる。
[時事通信社]
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