2024-08-19 19:33社会

デブリの試験的取り出し、22日開始=福島第1原発2号機―東電

福島第1原発2号機の原子炉下部から溶け落ちた核燃料(デブリ)を取り出すための装置のデモンストレーション=5月28日、神戸市兵庫区
福島第1原発2号機の原子炉下部から溶け落ちた核燃料(デブリ)を取り出すための装置のデモンストレーション=5月28日、神戸市兵庫区

 東京電力は19日、福島第1原発事故で溶け落ちた2号機の核燃料(デブリ)の試験的取り出し作業を22日に開始すると発表した。
 デブリを格納容器から取り出すのは初めて。東電によると、21日までに設備の点検や作業手順の確認をし、問題がなければ22日から始める。作業は2週間ほどで完了する見通し。
 同社の計画によると、「テレスコ式」と呼ばれる釣りざお状の装置を格納容器内に投入し、3グラム以下のデブリを採取する。
 装置は先月19日、2号機の原子炉建屋内に搬入。その後、原子力規制委員会が使用前検査を実施していた。 
[時事通信社]

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