2024-08-17 22:41スポーツ

ヤクルト、果敢に集中打=防御率0点台の大瀬良攻略―プロ野球

1回、先制の適時二塁打を放つヤクルトの村上=17日、神宮
1回、先制の適時二塁打を放つヤクルトの村上=17日、神宮

 ヤクルト打線が、広島の大瀬良を攻略した。六回に5安打で5点を奪うなど、計6得点。試合前の時点で防御率0点台と抜群の安定感を誇った右腕を打ち崩した。
 好投手に対し、序盤から果敢にバットを振った。大松打撃チーフコーチは「打つボールをはっきりさせて、スイングをしやすい状況をつくった」と言う。相手バッテリーが速球系を中心に攻めた一回は、ストライクの見逃しはゼロ。先頭の太田が単打で出塁すると、2死二塁から4番村上が右中間への二塁打を放ち、「いい形で先制できた」。上々の滑り出しだった。
 二回以降は積極策が裏目に出る形となり凡打の山を築いたが、六回につかまえる。長岡とサンタナが追い込まれながらも単打を放つと、村上は四球。満塁の好機でオスナが2球目を捉え、三塁線を破る2点二塁打を放って勝ち越し。松本直、岩田も若いカウントから仕掛け、適時打を放った。
 ヤクルトは最下位に沈んでいるが、得点はリーグトップを誇る。自慢の強力打線が、首位広島のエースを相手に意地を見せた。 
[時事通信社]

6回、降板する広島先発の大瀬良(中央)=17日、神宮
6回、降板する広島先発の大瀬良(中央)=17日、神宮

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