梶原、らしさ出せず=2大会連続のメダル逃す―自転車〔五輪〕
五輪の雰囲気に完全にのまれた。女子オムニアムで梶原は、2大会連続のメダル獲得を逃した。
約3時間の間に4レースを走る種目。前半2レースでは、想定よりも早く仕掛けてくる他国の駆け引きについていけなかった。「体を動かすことができず、足に力が入らない状況だった」。3レース目までは本来の走りが全くできなかった。
これまで付きっきりでサポートしてくれた母との電話で気持ちを切り替え、最後のポイントレースへ。終盤で得点を重ねたが、上位との差は埋められないほど大きく、17位に沈んだ。
課題だった持久力の向上に取り組み、力をつけてきた。そこには前回銀メダリストという重圧もついてきた。「勝ちたい、メダルを取りたいと思えば思うほど緊張した」。話せば話すほど大粒の涙が止まらなかった。
「ここじゃ終われない」。この無念は4年後のロサンゼルス五輪にぶつけるつもりだ。 (時事)
[時事通信社]
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