2024-08-11 19:20スポーツ

温まってきた山川=失投逃さず3戦連発―プロ野球・ソフトバンク

4回、先制2ランを放ち喜ぶソフトバンクの山川(右)=11日、みずほPayPay
4回、先制2ランを放ち喜ぶソフトバンクの山川(右)=11日、みずほPayPay

 4年ぶりのリーグ制覇へ、4番のエンジンが温まってきた。ソフトバンクの山川が、チームを勝利に導く22号2ラン。夏休みに本拠地に詰めかけたファンを喜ばせた。
 序盤、打線は楽天の滝中を打ちあぐんだが、四回に試合を動かした。栗原のチーム初安打に続いて、山川が打席へ。カーブの失投を見逃さず、タイミングを合わせた。確信の当たりを左翼席へ放り込み、「うまく対応できた。体が動いている」とうなずいた。小久保監督も「打てそうで打てない投手で、コーナーを突かれながらも仕留めたのはさすが」とたたえた。
 今季初の3試合連続アーチで、球宴後は14試合で8発。打席での感覚も確かなものになってきた。ただ、打てばそれだけ相手のマークは厳しくなる。「そんなにうまくいかないのも分かっている。1カードで1本、いい場面での一発を意識している」と、決して浮かれない。
 残り42試合となり、タイトル争いも熱を帯び始める。「毎年狙っているし、意識しない方がおかしい」。2022年以来の本塁打、打点の2冠にも照準を定めている。 
[時事通信社]

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