ジェームズ、3度目の歓喜=カリーとの共闘にも感慨―バスケットボール男子〔五輪〕
バスケットボール男子の米国は10日のフランスとの決勝を制し、5連覇を達成した。大会最優秀選手(MVP)に選ばれたのは39歳のレブロン・ジェームズ(レーカーズ)。米プロ協会(NBA)歴代最多得点を誇る「キング」は、圧倒的なカリスマ性でチームをまとめ上げた。
2008年北京、12年ロンドンで金。それ以来となる代表でのプレーを表明すると、カリー(ウォリアーズ)、デュラント(サンズ)らスーパースターが集まった。短い準備期間でのチームづくりに苦心しながらも、「団結して共通の目標を持ってやり遂げた。(過去2度の優勝と比べて)今がベストのチームだ」と誇らしげに語った。
試合は追い上げられた終盤に、カリーが約2分間で4本の3点シュートを決め快勝。「クラッチタイム」と呼ばれる勝負どころで真価を発揮した姿に、「彼のそういうプレーは違うユニホームで何度も見てきた。チームメートになれてよかった」と目を細めた。
1984年12月にオハイオ州の小さな町、アクロンで生まれた。その約3年3カ月後に同じ病院で誕生したのがカリーだ。自身がキャバリアーズにいた14~15年シーズンから4季連続でNBAファイナルで対戦するなど、何度も名勝負を繰り広げてきたライバル。オールスター戦以外で同じチームでプレーするのは初めてだった。ジェームズにとって自身3個目の金は感慨深いものとなった。
28年の次回五輪はレーカーズの本拠地ロサンゼルスが舞台。「4年後に自分がプレーしていることは想像できない」と話すにとどめたが、もう一度「USA」のユニホームを着るレジェンドが見たい。全世界がそう思っている。 (時事)
[時事通信社]
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