ウクライナ軍、越境攻撃拡大=ロシア西部で住民一時拘束
ロシア西部ベルゴロド州のグラトコフ知事は10日、国境地帯の住民2人がウクライナ軍に一時拘束されたと発表した。侵攻に対抗するウクライナ軍部隊は先にベルゴロド州の一部を制圧したと主張していたが、ロシア側がこれを間接的に認めたことになる。
ウクライナ軍は6日、ロシア西部クルスク州への進軍を開始。ロシア非常事態省によると、クルスク州では10日までに住民7万6000人以上が避難した。今回、越境攻撃がベルゴロド州にも広がった形だ。国境地帯ではプーチン政権を敵視するロシア人武装勢力が過去にベルゴロド州に侵入した経緯がある。
ウクライナのゼレンスキー大統領は10日のビデオ演説で「戦争を侵略者側の領域に押し込んでいる」と強調。越境攻撃を事実上認めた。
[時事通信社]
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