初舞台で堂々守り勝ち=継投、堅守で接戦物に―高校野球・新潟産大付
最後の打者を高い中飛に打ち取ると、ベンチにいた選手たちは喜びを爆発させながら一斉にグラウンドへ飛び出した。春夏通じて初出場の新潟産大付にとって、甲子園初勝利は格別の瞬間。吉野監督は「最高です」。かみしめるように言った。
新潟大会からの「必勝リレー」が強打の花咲徳栄打線を上回った。先発の宮田は二回のピンチを最少失点で切り抜け、5回1失点で役目を全う。六回からマウンドに上がった田中はのらりくらりとかわした。力感のない右横手投げで緩い変化球を効果的に使い、七回に味方が勝ち越した後も反撃の隙を与えなかった。
バッテリーが口をそろえたのは味方守備への信頼感。田中は「強い打球でもいいので、打たせて取ることを考えていた」。捕手の堀田は「観客の服は白色が多く送球が難しい。一塁手の位置をみんなで確認したので落ち着いてできた」という。事前準備も生き、慣れない聖地で堂々の無失策だった。
2回戦の相手は今春の選抜にも出場した京都国際。「人生で一番の緊張」を乗り越えた宮田は「さらに難しい試合になる。一致団結して勝ちたい」。大きな一歩を踏み出したチームには自信がみなぎっている。
[時事通信社]
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