2024-08-08 17:30政治

立民・長妻氏、維新会合で講演=年金改革で連携模索?

 立憲民主党の長妻昭政調会長は8日、日本維新の会が開いた「特別勉強会」に招かれ、年金改革をテーマに講演した。政党幹部が他党主催の会合で講師を務めるのは異例。両党は次期衆院選の多くの選挙区で競合するライバルだが、選挙後を見据えた連携の動きが進むかが焦点だ。
 「われわれ(立民)の考え方を説明する機会をありがとうございます。皆さんと意見交換できればと思う」。長妻氏はこう切り出し、旧民主党政権の厚生労働相として最低保障年金の実現を目指し、頓挫した経緯などを語った。維新の国会議員ら約50人がオンラインも含めて参加した。
 長妻氏は、経営コンサルタントの大前研一氏がかつて主宰した「平成維新の会」に所属していたことに触れ、「『維新』の文字は非常に感慨深い」とも語った。
 講演は、長妻氏と親交がある維新の音喜多駿政調会長が発案。音喜多氏は勉強会後、記者団に「今の年金制度のままでは危ないという危機意識は一致している」と説明。「年金に限らず、できるところは是々非々で協力していくきっかけにできればと思う」と述べた。 
[時事通信社]

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