カタルーニャ元州首相が帰国=逃亡7年、演説後に姿消す―スペイン
【パリ時事】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立運動を主導して罪に問われ、約7年にわたり国外逃亡を続けてきたプチデモン元州首相(61)が8日、州都バルセロナに姿を現した。支持者ら数千人を前に帰国演説を行い、「自由なカタルーニャ万歳」と訴えた。
カタルーニャ州は2017年、スペインからの独立を問う住民投票を強行。当時州首相のプチデモン氏は公金不正使用罪などで訴追された。帰国により、捜査当局に拘束される可能性がある。
プチデモン氏はバルセロナ中心部の凱旋(がいせん)門そばで演説し、「われわれは今もここにいる」と存在をアピール。一方、拘束を予見し「(次の)再会がいつか分からない」とも述べ、演説後は関係者らと共に姿を消した。警察が道路を封鎖するなどして行方を追っている。
[時事通信社]
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