セガからゲーム内通貨詐取=容疑で中国人の男逮捕―RMTで募集、被害3500万円か・警視庁
ゲーム大手セガからオンラインゲームで使える「ゲーム内通貨」をだまし取ったとして、警視庁サイバー犯罪対策課は8日までに、電子計算機使用詐欺容疑で、中国籍の会社員楊皓天容疑者(32)=東京都荒川区西日暮里=を逮捕した。「課金の代行はしたが、詐欺はしていない」と容疑を否認しているという。
同課によると、楊容疑者はゲームのアカウントやアイテムを売買する「リアルマネートレード(RMT)」の仲介サイトで、正規の20分の1の価格でゲーム内通貨が入手できると訴えて顧客を勧誘。2021年12月~23年8月、少なくとも約3500万円を集めたとみられる。
逮捕容疑は22年12月、正規に取引が行われたように装った情報を8回にわたって送信し、セガからゲーム内通貨8万円分の購入代金をだまし取った疑い。
同課によると、依頼者は楊容疑者にアカウントのIDとパスワードを伝達。同容疑者がゲーム内通貨を増やした上で、アカウントを依頼者に戻していた。
ゲーム内通貨の購入を楊容疑者に依頼したとして、都内の50代男と愛知県の60代男も同容疑で今年6~7月に逮捕、起訴された。2人はそれぞれ数百万円分を購入しており、「ゲームに課金したかった」などと供述しているという。
楊容疑者のスマートフォンにはゲーム内通貨の不正購入について、SNSで中国語のやりとりをした履歴が残っていた。同課は、他にも詐取に関わった人物がいるとみて調べる。
セガによると、22年秋以降、ゲーム内通貨の購入代金詐取被害額は約1億3000万円に上るという。複数の人物が関与しているとみられ、昨年1月に警視庁に相談をしていた。
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