仏競技場に響く勝利の鐘=ノートルダム大聖堂に設置へ〔五輪〕
鮮やかな紫色に彩られた陸上とラグビー7人制の会場、フランス競技場に心地よい鐘の音が響いている。鐘は第1コーナーから第2コーナーにかけたトラック外側に置かれ、金メダリストだけが鳴らすことができる。パリ五輪・パラリンピック終了後、パリの名所で再建中のノートルダム大聖堂に設置される予定だ。
大会のレガシー(遺産)計画の一環。鐘には「Paris2024」と記され、五輪の勝利の音色が今後何十年も響き渡るように、との願いを込めた。大聖堂は2019年の火災で尖塔(せんとう)などが焼失した。大会組織委員会の競技場担当者は「大会の一部と五輪精神は生涯、大聖堂に残るだろう」と語る。
ラグビー7人制の男子はフランスが地元の金メダル第1号となった。スター選手のアントワヌ・デュポンが率いたチームは7万近い観客の前で鐘を鳴らして喜びを分かち合い、鐘を取り囲んで記念撮影した。
陸上男子100メートルのノア・ライルズ(米国)、女子走り高跳びのヤロスラワ・マフチフ(ウクライナ)らが鐘の音を響かせると、大観衆が沸いた。大聖堂に設置後は、鐘が鳴るたびに感動や思い出がよみがえるかもしれない。(時事)
[時事通信社]
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