バックで攻めるチキータ=早田、張本智も使い手―卓球〔五輪〕
卓球でバックハンドから強烈な回転をかけるレシーブは特にチキータと呼ばれる。手首を曲げてコンパクトに構えることで、台上の浅い球にも対応することが可能。順回転だけでなく横回転も加えた攻撃的な返球が生まれ、主導権を握りやすくなる。
1990年代に強打を武器とした男子のペトル・コルベル(チェコ)が考案したとされる。前陣や中陣から攻撃的なラリーを展開する選手が多い日本では、女子の早田ひな(日本生命)、男子の張本智和(智和企画)らが得意とする。相手はこれを打たせまいとフォア側に短いサービスを出すなど工夫してくるだけに、駆け引きも重要だ。
「YGサーブ」と呼ばれるフォアハンドのサービスにも注目。手首を柔らかく使い、バックハンドで打った場合と同じ向きの横回転をかける。女子の使い手は少ないが、早田と張本美和(木下グループ)はパリ五輪に向けて習得を目指してきた。(時事)
[時事通信社]
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