西田、勝負どころで躍動=悲願のメダルに望みつなぐ―バレーボール男子〔五輪〕
1セットを奪いさえすれば、8強入りを決められる一戦。日本は米国の強力なサーブに苦しみ、いきなり2セットを連取された。追い込まれて迎えた第3セット。精彩を欠いていたエース石川がベンチに退いた中、西田が大きな働きをした。
互いに1点ずつ取り合う展開が続き、6―6。ここで強烈なスパイクを見舞うと、西田はほえた。「打ち切るしかない」との一心だった。ここから連続ポイントが生まれて流れに乗る。その後は西田のブロックなどで得点を重ねてセットを奪い、1次リーグ突破が決まった。
最後は高さに押し切られる形で敗れたものの、要所で見せたチームの粘りには光明もあった。西田は「自分たちのバレーに近づいてきたんじゃないかと思う」と悲観はしていない。
1勝2敗での1次リーグ突破は、もちろんチームにとって本意ではない。「もう吹っ切ってやるしかない」。52年ぶりのメダルへの望みはつないだ。東京五輪では乗り越えられなかった準々決勝に、再び挑む。 (時事)
[時事通信社]
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